穴をギュギュっとしめる自己流エクササイズではなく、ほんとうに大切なのは内側の力のつながりを引き出すこと!
こんにちは。
理学療法士&女性ケアセラピストのきむらです。
骨盤底筋というワードをよく耳にするようになってきました。
人生100年時代とも言われ、女性の健康について関心が深まる中、「骨盤底筋」の話題を身近に感じる女性は多いのではないでしょうか?
一昔前は、膣トレ、骨盤底筋エクササイズと聞くと穴をギュッとしめる運動が一般的でした。
実際、私自身も患者さんやお客さんに指導していた時がありました。
しかし、臨床場面で出会う方の中にはこの運動でよくなる人・良くならない人がいて、わたしの体感としては後者の「良くならない人」のほうが多いそのように感じていました。
良くならないだけならまだいいのですが、自己流のエクササイズでは症状が悪化してしまう方も少なくないという事実を目の当たりにしてこれはいけないな、どうすればいいのか、正しい方法を学びを続けてきました。
そんな中で、いま確信しているのは「やっぱり骨盤底筋をただ動かす練習だけでは十分ではないよね」ということ。
症状で悩んでいる人、こんなものかとあきらめかけている人、「必要としている方へこの事実を届けること」これが私の使命だなと思っています。
クイズ!骨盤底筋の新常識
Q1.骨盤底筋が衰えているサインは?
A:オリモノが臭う、よくカンジタになる
B:体形が崩れてきた、ぽっこりお腹
C:最近トイレが我慢できない、モレる
Q2.骨盤底筋が衰える理由で当てはまるものは?
A:ストレスや睡眠の質
B:骨盤の歪みや姿勢
C:食事バランス
Q3.骨盤底筋を鍛えると、スタイルや肌艶がよくなる
A:本当
B:嘘
クイズの回答は…
Q1.→ すべて正解
A:おりものの変化は感染症によるものももちろんありますが、その根底には「膣の自浄作用が低下している」という背景が隠れていることが多くあります。もともと女性の膣や会陰部には、粘液を分泌する「腺」があります。女性ホルモンの影響を受ける産後や更年期は特に、この粘液の分泌が低下することにより、雑菌への抵抗力が落ちて、その結果おりもののニオイや性質の変化が起きていることもあります。また、骨盤内臓を支える力が低下して位置が下垂してきた場合にも、おりものが増加すると言われています。進行すると下腹部が重い感じや、股の間に何かが挟まっているような感覚、排尿や排便のトラブルなど様々な症状が現れます。
B:骨盤底筋はお腹の筋肉(腹横筋)や呼吸の筋肉(横隔膜)、背骨を安定させる筋肉(多裂筋)とつながりをもって、ユニットとして機能しています。別名「コルセット筋」ともよばれるこの筋肉たちは、姿勢を保ったり、ウエストをキュッと引き締める作用があります。骨盤底筋のちからが十分に発揮できるようになるということは、これらの筋肉もいい状態になっている必要がありますので、正しく鍛えることができていれば、体型やぽっこりお腹も同時に改善されることが期待できます。
C:尿もれやトイレが近い症状を抱えている方の多くは、骨盤底筋をはじめとしたお腹のインナーマッスルの機能がうまく働いていないケースがほとんどです。適切なケアで症状の緩和や改善が期待できますので、歳だからとあきらめる必要はありません。
Q2.→すべて正解
A:ストレスや睡眠の質は自律神経系に作用します。交感神経系の過剰な活動は、呼吸を浅くし、筋肉の柔軟性や背骨の動きを低下させることがわかっています。背骨の動きや呼吸筋(横隔膜)の機能は骨盤底筋とつながりを持っているため、骨盤底筋への負担も増えることが考えられます。また、日常で安心感が乏しい場合、交感神経と副交感神経の調整がうまく働かず、内臓のトラブルにつながりやすいと言われています。
B:骨盤底筋は骨盤のアライメントや姿勢の影響を大きく受けます。日常的に骨盤底筋に負担がかかる姿勢や動きを行っている場合、骨盤底筋が衰えることにつながっていきます。
C:骨盤底筋と全身に筋肉量は関係があるというデータがあります。筋肉をつくる栄養素が不足していたり、ビタミンミネラルなどの消耗が大きい生活習慣では、いくらトレーニングを行っても筋肉の状態が良くなることは難しい場合もあります。出産後は特に栄養を損失していますし、更年期以降はコラーゲンの生成が低下するなどの影響もありますので、食事や栄養を整えていくことも大切です。
Q3.→本当です
正しく骨盤底筋が鍛えられるには、姿勢や呼吸、睡眠や栄養、こころの状態も関係するという話でしたね。スタイルがよく見えるのはもちろん、肌の状態や女性らしい雰囲気など、女性にとって嬉しい効果がたくさんです。
